2012年5月23日 (水)

「第15回 みちくさ市」ありがとうございました

「第15回 鬼子母神通り みちくさ市」で、5月のさわやかな緑の風にふかれて本を見てくださったお客さま方が、穏やかでたのしい一日を過ごされていたらいいな、とおもいます。
ご来店いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
家主のみなさま、わめぞスタッフの方々、商店街のみなさま、ご出店者のみなさま、お疲れさまでした。
今回もお世話になりました。 ありがとうございました。
お買い上げいただいたり、POPやドーナッツブックスのフラッグを見て声をかけてくださったみなさまも、ありがとうございました。
お客さまとお喋りしたいのに、声かけがいまひとつ上手くできないメンバーにとって、感想やつっこみのお言葉はありがたいことの一つです。

次回は9月のみちくさ市に出店する予定です。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。(NY)

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2012年5月18日 (金)

『赤毛のアン』

モンゴメリ著 村岡花子訳 新潮文庫


孤児である主人公アンが初老の兄妹に引きとられ馬車で家に向かう途中、並木道をとおります。

「ある風変わりな農夫が植えた巨大なりんごの木が、ぎっしりと枝々を差しかわして立ちならんでい」て、
「頭上には香りたかい、雪のような花が長い天蓋のようにつづいていた。枝の下には紫色の薄暮が一面にたちこめ、はるかさきのほうに、寺院の通路のはずれにある大きなばら形窓のように、夕やけ空が輝いていた。」

りんごの花が咲くころというと、ちょうど日本の5月くらいの気候でしょうか。
花の香りと、少し湿度のある夕方の空気まで漂ってくるような描写に、心はあっというまに物語の舞台であるカナダのプリンス・エドワード島につれていかれます。

頭がよくロマンチストな一方、お喋りで落着きのないアンが、2ページ分以上ロマンチックなことをまくしたてるのを読んで、おおいに魅力を感じつつ、友だちになって相対するほどのエネルギーは私にはないなぁ、なんて圧倒されたり。
十代のころ友人が、この本を読むと勉強しようって気持ちになる、と言っていたことにあらためて頷いたり。
読み返すたびに、自分の「女の子」の部分を形づくっていることを実感し、人生の傍らにいつもいてほしいとおもう一冊です。
実は男性の読者もけっこう存在するのでは、とふんでいます。(NY)

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2012年5月15日 (火)

みちくさ 気まぐれ 古書現世

みちくさ市と石立鉄男つながりでもう一つ。

別の石立ドラマ「気まぐれ天使」では、主人公が店舗の二階を間借りして暮らしている設定になっています。
この番組を再放送で見たとき、年季の入った本がたくさん並ぶ棚の様子に古本屋であることがわかったのですが、外の看板に「古書現世」とあって驚きました。
みちくさ市に協賛する「わめぞ」の一員でいらっしゃる、早稲田の「古書現世」さんが舞台になっているドラマなのでした。
わめぞに関係のある方々には知られた話かもしれません。

住んでいるところが古本屋であることは、主人公に直接関係なく、影響を与えたりするような意味あいもないのですが、彼が童話作家を目指しているということが、本への縁を感じさせます。
まったく個人的なことながら、児童書や絵本をあつかっていた私の過去の仕事との縁もまた、だからどうだというわけではないですが、あるような気がしたりして。
さまざまな イシダテの縁 のお話でした。


それにしても、石立鉄男と大泉洋の印象がだぶって仕方ありません。
髪がもじゃもじゃってことだけでなく、どこかとぼけたところとか、甲高い声とか、イケメンな訳じゃないけど子どものころはクラスの人気者だっただろうなぁ、って感じとか。(NY)

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2012年5月13日 (日)

みちくさ 水もれ 雑司ヶ谷

シンンガーズ・スリーの優しいスキャットにのって、メルヘンでサイケなアニメーションの石立鉄男や原田大二郎が登場するオープニング。
いかにも昭和のホームドラマです。

お昼どきに遅い朝食をとりながら、70年代前半につくられた人情コメディ「水もれ甲介」の再放送をみる。
なぜ「水もれ」なのかといえば、主人公が「水道屋さんの三ッ森工業所」を営んでいるから。
ドーナッツブックス的にちょっと驚いたのは、みちくさ市がひらかれる雑司ヶ谷がドラマの舞台であり、実際あのあたりでロケをしていることです。

テレビで見る40年前の雑司ヶ谷は、意外とひとが多くてにぎわっている印象でした。
「鬼子母神市場」という、小さな商店がいくつも集まったいわゆるマーケットの看板には、「おかげさまで50年」と読めました。
昭和50年ごろに、すでに設立50年ということです。
お店に並ぶ商品は、品数も量も豊富そうでした。
鬼子母神の本殿が映ると、今のものより瓦や装飾が重々しく、ごっちゃりしているのがわかります。
トーストを齧りながら、画面から目がはなせません。
何度か登場した都電荒川線の鬼子母神前駅(三ノ輪橋方面行き側)は、真うしろに大きな洋品店が。
店頭にセーターやワンピースがずらりとぶら下がっている様子が見えます。
ドラマでは、石立鉄男が妹の後をつけ、はだ色に赤いラインのまるっこい都電にここから乗り込んでいました。
電停すぐそばの踏切や鬼子母神通りもちらりと映り、踏切のすぐそばに商店があるのが見えました。


この踏切近く(鬼子母神側)で、5月20日(日)の「みちくさ市」に、ドーナッツブックスも古本のお店をひらきます。
一年に5回あるみちくさ市のなかでも、5月は緑とそよ風で最も気持ちがよいですよ。
ぜひ、おいでくださいませ。(NY)


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2012年5月10日 (木)

5月20日(日)「鬼子母神通り みちくさ市」に参加します

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「第15回鬼子母神通り みちくさ市」
2012年5月20日(日)11:00頃〜16:00
(雨天の場合、27日(日)に順延)
会場:雑司が谷・鬼子母神通り
(東京都豊島区雑司が谷2丁目・鬼子母神通り周辺)

東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」1番出口・3番出口すぐ
都電荒川線「鬼子母神前」停留所すぐ

ドーナッツブックスの出店場所は、

19.大谷屋食品店(鬼子母神通り商店街、都電荒川線の踏切近く鬼子母神側)

※詳しくは下のMAPをご覧ください。(Y)

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昭和4年のドーナッツ

いつだったか、テレビの料理番組で、ご年輩の料理研究家が愛用の料理本を紹介していました。
昭和4年に発行されたもので、初めて料理をした頃から、ずっとつかっているそう。
「しょうわよねん」て、モボ・モガの時代ではありませんか。

ドーナッツは「ドウナツ」と表記され、材料は「小麦粉 百匁(もんめ) 牛乳 五勺(しゃく)…」。
重さは、もしや分銅つきの秤ではかっていたのでしょうか。

生地をつくったら、一晩冷やしてから型抜きして揚げたようです。
冷蔵庫のない当時どうやって冷やしたんだろう、とか、型抜きはやっぱり茶筒と七味缶を利用?とか、昭和4年当時に想像が広がっていくのでありました。
嗚呼、堂夏。(NY)

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2012年5月 8日 (火)

カナダのドーナッツ

消費税がとりざたされるこのごろ、海外のそれはどうなっているのか、といった話題が新聞やテレビで見受けられます。
昨年は、ハンガリーの「ポテチ税」が注目されましたが、何に税金をかけるかは、その国が何を生活必需品と考え、何をそうでないと考えているかによるのであり、そこにお国柄が表れるのがおもしろいところです。(もちろん、必需品でないものに課金されます。)
先月10日の朝日新聞でそこのところをとりあげていて、読むと、まずヨーロッパの消費税が高いことに驚く。
スウェーデン25%、ギリシャ23%、英国20%…。
うーん、日本人は、あまり文句言っちゃいけないのだろうか。
そして、ほとんどの場合、生活必需品と判断されたものの税率を下げる「軽減税率」をとり入れていて、例えばフランスでは、「肥料、調理用の板チョコ、バターなどの食料品」の税率を下げています。
さすが、農業とグルメの国。
ドイツの「新聞、雑誌、ホテル宿泊費など」っていうのは、出張の多いビジネスマンなら好都合なのでしょうか。

そして、よく分からなかったのは、カナダの「持ち帰り用ドーナツ(6個以上買った場合に限る)などの食料品」。
体に良くない揚げ物であるポテチに税金をかける国あれば、同じく揚げ物であるドーナッツを減税する国あり。
なんだか平和そうだなぁ。(NY)

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2012年5月 6日 (日)

一箱古本市、ありがとうございました。

すでに、ドーナッツブックスメンバーのばすらさんがブログに書いてはりますが、先日、5月3日(木・祝)の「不忍ブックストリート 第14回 一箱古本市」無事終了しました。

初参加の不忍の一箱古本市、あいにくの天候のため、古書ほうろうさんの店内をお借りしての出店となりましたが、悪天候にもかかわらず、とてもたくさんのお客さまに来ていただきました。ありがとうございました!

古書ほうろうさんでは、ドーナッツブックスをふくむ8箱の店主さん。
(以下、あくまでも個人的な印象ですが)通好みの映画本がとても興味深かった「映画古書 ユニモンド」さん、斬新なコンセプトと見た事もない本ばかりで圧倒的だった「古本T」さん、本とともに月桂樹の葉を配っておられた「秘渡箱(ひとはこ)」さん、海外文学から時代小説まで渋い文学作品が揃う「断篇会」さん、充実した品揃えのみならずお買い得な値付けの「ユウマリ堂」さん、ミュージカルをテーマに本やチラシ、アナログレコードまで並べられていた「いつも上天気」さん、今月20日のみちくさ市にも出店される「えほんやハコのなか」さん、個性的な店主さんの箱に囲まれて、楽しく過ごさせていただきました。

ドーナッツブックスの箱は「山形一箱古本市賞」をいただきました。本当にありがとうございました!(メンバーのinkpotさん渾身のイラストで彩られた箱、栞、スリップなど、夜なべの甲斐がありましたね)

雨にもめげず足を運んでくださった皆様、ありがとうございました!そして、臨機応変に対処していただいた実行委員のスタッフさん、助っ人の皆さん、古書ほうろうさんはじめ大家のみなさま、店主のみなさま、関わったすべてのみなさま、お世話になりました、ほんとうにありがとうございました。(Y)

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2012年5月 3日 (木)

今日は一箱古本市です

本日5月3日AM11:00〜16:00「不忍ブックストリート 第14回 一箱古本市」予定通り開催されます。
どうやら雨模様の古本市となりそうですが、各会場とも屋内に場所を移しての開催となるようです(詳しくは不忍ブックストリートHPをご覧ください)。
ドーナッツブックスの出店は出店場所は「古書ほうろう」さんです。雨が降っている間は、古書ほうろうさんの店内での開催になります。
今回はドーナッツブックスのマークも新しいバージョンが登場。本をお買い上げいただいた方には新しい栞をさしあげます。(ドーナッツブックスメンバーのばすらさんのブログもご覧ください)
お天気はいまいちですが、のんびり楽しもうと思います。不忍ブックストリートでお会いしましょう。(Y)

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ドーナッツブックス栞です

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2012年4月27日 (金)

一箱古本市「ドーナッツブックス箱」のテーマは?

5月3日(木・祝)「不忍ブックストリート 第14回 一箱古本市」に、はじめて参加するわたしたち「ドーナッツブックス箱」のテーマを考えました。


川にかかる橋をわたって歩いていくと、緑豊かな古い大学のちかくにその喫茶店がある。
中へ入ると少しだけ暗く感じるが、入り口横の大きな窓と奥の方にある裏庭へ出るドアがひらいていて、そこからの柔らかい光が程よく、いつのまにかフェルメールの絵のぼんやりとした光を連想したり、オランダの曇り空に思いをはせたりしている自分に気づく。
年月を重ねていつもそこにある、モザイクタイルの古びた床と大きく分厚い木のテーブルに安心して、腰をかける。
案外広い店だな、と来るたびに思う。
ここのコーヒーは深煎りで香り高い。にぎやかにサークルの打ち合わせをする学生や静かに読書する教授、配達にきたパン屋と会話する店主らのあいだをその匂いが漂い、わたしのもとまでやってくる。
きき耳をたてると、スモーキーな歌声のジャズがごく小さく流れている。ここではバッハのチェロを聴いたこともあるし、アイルランドの民謡のこともあったけれど、いつもとても小さい音だった。
運ばれたコーヒーを大事に飲んでいたら、窓からわたしのいる場所を通って裏庭へ、南風が穏やかに抜けていった。草原のような匂いがして、夏がちかいと思った。

 もし、ドーナッツブックスがこんな喫茶店を開いているとしたら。
 そこに何冊かの本を置いて、お客さんに自由に読んでもらうとしたら。

 そんな視点で本を選びました。(NY)

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